アンコール!
2024年6月20日
ギターはベタにFコードで挫折した
企画・コピーライティンググループの中村です。
先日、とあるミュージシャンのライブに行ってきました。
それこそ、四半世紀ぶりに。
その頃はライブではなくコンサート(もしくはギグ)と呼んでいた記憶が甦るなか、久しぶりすぎてどう振舞ってよいのやら、期待よりも不安が圧勝した状態で臨んだライブ。
いざフタを開けてみると、推しのパフォーマンスは言うまでもなく、オーディエンスの年齢に配慮してオールスタンディングならぬオールシッティングタイムも設けられるなど、それはそれは楽しい時間でした。
いよいよライブも佳境に差し掛かった頃、アンコールの時間が訪れました。
その時です!思いもよらぬ光景が目の前に広がったのは…。
驚くべきことに、アンコールにも関わらず、皆一様に手拍子を打つだけで
誰ひとりとして「アンコール!」と発しないのです。
コールなのに、コールしないのです。
漫然と手拍子を打ち続ける数千人の人々。ひと言も発さずに、ただ黙々と。
いつから、アンコールはアンコールじゃなくなったのか。
怒りにも似た感情を抑えながら、流れに身を任せ、永遠に続くとも思える無為な時間を過ごすしかない私なのでありました。