ライダーマン
2024年1月16日
今年もよろしくお願いします。デザインワーク担当のシマブクロです。
昨年、「シン・仮面ライダー」が映画公開され話題になりました。仮面ライダーは幅広い世代に愛されいるがゆえ反響も大きく、この度の映画公開により幼き頃の思い出が蘇った方も多かったことでしょう。
1971年の「仮面ライダー」から現代の「仮面ライダーガッチャード」まで50年以上続く仮面ライダーシリーズは、それぞれの世代に贔屓のライダーがいることと思います。私が一番興味を持った5・6歳時に毎週夜7時放送していたのは「仮面ライダーV3」「X」「ストロンガー」あたりで、夕方には毎日再放送された「仮面ライダー」を楽しみに観ていたものです。
その中で、子供心に気になる存在がありました。「ライダーマン」です。「仮面ライダーV3」にサポート的に登場し、完全な改造人間ではなく左腕のみが機械化された人間で、顔の下半分も見えており兎にも角にも弱かったのです。当然、ごっこ遊びの際に「ライダーマン」を選ぶ子供はほとんどいなかったものです。
その当時、親におもちゃを買ってもらう機会があり、私は仮面ライダーXの人形を手に入れました。ところが、弟がなんとライダーマンを手に入れたのです!初めは弟のライダーマンを侮蔑しましたが、よく見るとその人形は腕が本物同様でパーツ交換が可能で、次第に魅力的に見えてきたのです。そしていつしか、自分のモノのように大切に持ち歩くようになりました(弟ごめん)。
あれから40数年経ち、「シン・仮面ライダー」の公開で忘れていた幼き心に火がついてしまい、ついに再びライダーマン人形を手に入れてしまいました。当時の人形とは異なり、現代の技術で作られた人形(フィギュア)はさらに輝きを増していました。
「ライダーマン」における親近感と魅力の源には我々の世界においても、よほど卓越した能力の持ち主以外は皆紺のスーツに身を包んだ「ライダーマン」という思いが奥底にあるからではないでしょうか。