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かめやま日記blog

物がつなぐ、時を

2026年2月2日 

物持ち良すぎと驚かれがち。
雀百まで踊り忘れず貧乏性デザイナーのマキワラです。

私は寿命以上にモノを愛用する人間のようです。愛用というより「なんとなく、ずっとそばにある」というほうが正確かもしれません。
最近、そんな長距離ランナーたちが日常に溶け込んでいることに気づき、少し不思議、でもしっくり、ほっこりした話。

私が小学生の頃に給食袋として使っていた巾着。
今は娘が給食袋として使っております。何十年も前のモノなので色は褪せてますが、洗濯のたびに「自分、まだやれます!」と言って都度引き出しにスタンバイしてくれます。
娘はそれが“お母さんが子どもの頃に使っていた”と認識しておりますが、特別扱いするわけでもなく、当たり前のように使っています。

また、私が高校生のときに使っていた美術の教科書。
3歳ごろから今でもよく娘が開いており、質問してきたり、考察を発表してくれたりと折に触れ話に花が咲きます。
内容が気に入っていたからと卒業時に取っておいた教科書を、我が子とトークする日がくるとは。嘘みたいな日常。
私があの頃感じていた“なんか知らんけどおもしろい”を、我が子はまた違う感覚で楽しんでいるであろうことに、アートやカルチャーの底力や見識の広さ、カッコ良さを感じます。

我が家の裁縫箱には母の旧姓が記された絹糸やスナップ、子どもの頃に姉からもらったビーズが。錆びずに現役なスナップは娘の最新バッグのアレンジに使い、ビーズは子の趣味刺繍創作に大活躍。
今の半値くらいの時代に買ったカリモク60のKチェア。今は家族が代る代る寝転がってリラックスしてます。
まだまだある現役ランナーたちの多さにしばし呆然です。

モノはその時の空気や使っていた人の時間、ささやかな思い出を抱えて、人と人をつなぐ物語の主人公にもなる。よくある話、でも自分の身に起きたらちょっとホクホクしました。幸福。
「モノを長く使うこと」は、エコロジーやら循環経済やらにつながるという昨今の考え方により、貧乏性の肩身の狭さも気持ち和らぐ気がします。ありがたい時代になりました。感謝。

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