イントネーションコレクションしよん
2025年9月1日
地方の方と数日一緒にるとその方言が移りがちです。
デザイナーのマキワラです。
私は生まれも育ちも播州。
「播州」はいろんな意味で有名だそうですが。小学校の運動会で「いてこませ」をスローガンに掲げていたクラスがあったなんて、今ではファンタジーの領域でしょうか。
「播州弁」もいろんな意味で有名だそうですが。山奥で育った当事者としては一般的なイメージと異なり、ほっこりとする親しみある方言に感じます。
「おかあさんおってかー?回覧板置いとくでー」
「もうおいとまの時間や、そろそろいぬわなー」
頭の中で、子どもの頃の思い出とともに、さりげない日々の言葉が再生されます。
人生の半分を地元から離れて暮らしていますが、お国言葉はアンインストールできないようで、今だに子に指摘され気づかされる日々です。
「忘れた、のこと「わせた」って言うとうなぁ。」
「「ほんだら」って言とうのお母さんだけやで。」
「「べっちょない」って何?」
また、自身が子どもの頃もなまりの強い父に意味を尋ねた記憶があります。
ずつない(お腹いっぱいで苦しい)
おてしょ(小皿)
あんぎらそ(あかん)
そして、最近のマイブームは家族3人それぞれイントネーションの異なる単語の収集。
私は兵庫の山奥育ち、子は街っ子。パートナーは徳島。そのことで起こる、この家庭内事象の愉快さ。気づいた時はひとり盛り上がってしまいました。
【お弁当】
[兵庫山っ子]お↓ べ→ ん→ と↑ う↓
[兵庫街っ子]お→ べ→ ん→ と→ う→
[徳島町っ子]お→ べ↑ ん↓ と→ う↓
【お米】
[兵庫山っ子]お↓ こ↓ め↑
[兵庫街っ子]お→ こ→ め→
[徳島町っ子]お→ こ↑ め↓
現場からは以上です。


