変遷する言葉
2023年11月7日
デザイナーの寺垣です。
よろしくお願いいたします。
慌ただしく過ぎる一年もあと僅かとなりました。
先日、年末の恒例イベントともいえる「ユーキャン新語・流行語大賞2023」の候補30語が発表されました。
暮らしやエンタメをはじめ、今年も大きく盛り上がった野球界や将棋界にゆかりのあるもの、世界共通の差し迫った課題に関するものなど、一年を象徴する新語・流行語がノミネートされました。内容については、12月に発表される大賞と併せて候補30語もチェックをされてみてはいかがでしょうか。
候補30語には選ばれなかった言葉にも今年を牽引した印象深い言葉はたくさんありました。新語・流行語に限らず新たな価値を創出する言葉にはパワーを感じます。そして人々に受け入れられて共有される言葉を支えているものが何かを考えてしまいます。
書店を訪れますと、オススメの書籍の平積みコーナーに「人類学」や「脳科学」といったジャンルが増えたようにも感じますし、それらを現代のビジネスのアプローチとして活用されているようです。言葉の起源を紐解くと、諸説ありますがおよそ10万年ほど前の人類による言語の獲得が人類に大きな進化をもたらしたとされ、ここ十数年に焦点をあてると急速なデジタルの発展がコミュニケーションを変革させているといった論調を目にします。
販促やプロモーションの場面において使われる言葉も時代とともに変遷しており、まさに進行形で変革していることを切実に感じます。そして情報過多の時代にどのような言葉が共感されるのかを知り、考えるというのは難しくも面白いところであります。
とりとめのない内容となりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。